つまらない僕
まったくつまらない僕だ
停滞することでしか生きられない
つまらない僕だ
優しくしもしない
笑わせもしない
与えもしない
つまらない僕だ
みんな通り過ぎていく
見えないもののように
しょうがないのだ
そんな僕なのだ
手が葉っぱになればいいのに
体が木の幹になればいいのに
足が根っこになればいいのに
もっと、もっと停滞して
ずっと、ずっと停滞して
自我が命になって
命が泡になって
泡が宇宙になればいいのに
消えたいってことか?
そうかもね・・・
それほど僕は生きにくい
それほど僕はやりづらい
それほど僕はどうしようもない
君よ
僕を去ってくれ
僕は停滞することでしか
生きられない
弱虫なんだ
君よ
僕を去ってくれ
僕と居れば退屈だ
僕と居ればつまらない
ただそれだけの事なんだ
誰の手も握らない
誰の目も見つめない
誰の心も求めない
退屈で
うす暗く
つまらない
僕だ
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